挙式 挙式スタイル
着たい衣装がある、宗教にのっとって厳粛に…と挙式スタイルを決める理由は人それぞれ。 代表的なセレモニー4種類を参考にふたりらしいウエディングを見つけよう。
教会式
多彩なスタイルがあるチャペルウエディング
人気の教会式は、ホテルや専門式場のチャペルで行うスタイルが一般的。そのメリットは、支度や披露宴会場への移動をはじめ、すべての段取りがスムーズに運ぶこと。各会場では、あこがれのライスシャワーができる独立型チャペルや、緑の中のガーデンチャペルなど、さまざまな形の教会式を提案。チャペルのロケーションに一目ぼれして会場を決める花嫁も多い。また、キリスト教の教会では、信者でなくても、事前に「結婚講座」を受けることで挙式ができるケースもある。
神前式
日本の伝統美が薫るあでやかな和装の花嫁
八百万（やおよろず）の神を祭る神社は、あらゆる人に門戸を開き、誰でも式を挙げることができる。玉砂利が心地よく響く境内、白無垢、色打掛、厳かな三三九度。古式ゆかしい神前式に臨めば、日本の伝統美を身をもって感じることができるはず。地元で親しまれてきた由緒ある神社には、披露宴会場が併設されていたり、提携会場の紹介をするなど、ブライダルを積極的にサポートしているところも。ホテル・式場では、館内に神殿を設けているところが多い。
人前式
オリジナリティーあふれるフリースタイルの挙式
特定のスタイルや宗教にまったくとらわれない人前式は、ふたりの結婚を両親や友人の前で宣言し、その証人となってもらうもの。式の内容や会場、演出など、ふたりの個性や希望を最優先にしたオリジナル度の高さが何よりの魅力。テーマパークや公園、ホテルのロビーといったパブリックな場所で、より多くの人々から祝福を受けることも可能。自由な反面、式の流れを仕切る進行係の役割はかなり重要。司会者のほか、プロデュース会社に演出・進行をお任せする方法も。
仏前式
大切な人に巡り会えた縁を実感できる挙式スタイル
最近の「和」ブームと相まって、お寺で行う仏前式は確実に増えてきている。挙式会場となるのは、畳敷きの本堂や結婚式専用の建物のほか、自宅の仏前でも可能。中には先祖のお墓のあるお寺で挙式するカップルも。宗派によって内容は多少異なるが、縁を大切にする仏教の教えに基づいて僧侶が執り行う挙式は、ふたりを巡り会わせてくれた先祖に感謝し、来世までの結びつきを誓う感動的なスタイル。指輪交換も式に盛り込まれている。